ぶどうの機能性

生産量は果実で最多
現在、世界中で5000品種以上が栽培されている。果物では、生産量・栽培面積が世界一。海外では半分以上がワイン用だが、日本ではほとんどが生食用だ。日本でのぶどう栽培は、約800年前に、山梨県勝沼町岩崎で自生していた「甲州」を雨宮勘解由が発見した事が始まりといわれている。
日本では戦後に急増
日本では「甲州」と、甲州から派生した「甲州三尺」が栽培され、江戸時代の元禄10(1697)年に、宮崎安貞の記した「農業全書」にぶどうの挿し木、剪定方法、選び方のついての記述がある。幕末には栽培面積が300ヘクタールを超えるようになった。
文明開化で大量に導入
明治初期にヨーロッパやアメリカから100品種以上が持ち込まれた。栽培の妨げとなっていたうどんこ病も克服され栽培面積が急増した。北海道から沖縄まで日本全国で栽培されるようになった。
赤・黒系に多い機能成分
体内の活性酸素を消して、がん・老化予防に効果を発揮するポリフェノール(抗酸化物質)が豊富に含まれている。そのひとつのフラボノイドは、抗菌・ 抗ウイルス作用が強い。「巨峰」などの黒系や「マニキュアフィンガー」などの赤系には、血小板の凝集を防ぎ血液をサラサラにし、血管を拡張して血圧を下げるアントシアニンとカテキンが特に豊富だ。
老化を遅らせ、若さを保つ
また、ポリフェノールの1つのラズベラトロールは赤・黒・緑色に共通して含まれている。細胞の寿命をのばし、老化を遅らせ、若さを保つ働きがある。さ らに皮膚がんや心臓病予防にも強い効果を発揮する。
カリウム、マグネシウムも豊富
さわやかな甘さは、肥満の原因にはならないブドウ糖と果糖が中心だ。ブドウ糖はエネルギー源となり、疲労を回復させる。カリウムも豊富で、血圧の 上昇を抑える。さらに、貧血予防に効果のある鉄分、動脈硬化や心臓病予防に効果のあるマグネシウムも豊富だ。
ブルームは新鮮な証拠
軸が緑色で太くてしっかりしていて、粒の大きさがそろい、皮の表面に「ブルーム」という白い粉がついているものが良品だ。よく農薬と間違える人もい るが「ブルーム」は、雨や、病気、乾燥から果実を守るためのロウ物質だ。しっかり付着しているものは、果実が新鮮な証拠だ。
日本農業新聞から抜粋
                                                                       
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